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概況

 中小企業の資金調達の現状中小企業の経営環境が依然として厳しい現在、中小企業を取り巻く金融環境に変化が生じてきています。これまで中小企業は土地を担保として金融機関から資金を借り入れることが多かったが、近年の地価の下落に伴い、中小企業にとって土地を担保とすることが困難になっています。また、金融機関の中には貸出金利を引き上げる、融資基準を厳しくする「貸し渋り」や、融資をしていた資金の回収を迫る「貸し剥がし」などを行っていると感じる 中小企業は引き続き多い。こうしたことから、多くの中小企業は資金調達に支障をきたしている、あるいはきたすのではないかという懸念を抱いているのである。
日本銀行の統計によれば、平成 12(2000)年第 1 四半期から平成 14 年第 4 四半期にかけての都市銀行および地方銀行における中小企業等向け貸出金額・構成比の推移を見ると、 貸出比重に大きな変化は見られなかったものの、平成 13 年 3 月期を境に貸出金額が減少傾向をたどっています。また、東京商工会議所が平成 15 年 2 月下旬から 3 月上旬にか けて行った「中小企業の経営課題に関するアンケート結果」によれば、政府が強化すべき中小企業関連施策として「資金調達の円滑化」を挙げた中小企業が最も多い。また、今後重要と思われる金融施策として「不動産担保偏重の見直し」を挙げた中小企業が 6 割強に上りました。

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